危険なハンドサイン
ファックサインが失礼極まりないジェスチャーである事は言わずもがなだろう。
日本ではまだ冗談交じりに使えたりもするが、こちらで使うと命の保証も出来ないほどに侮蔑的な意味合いを持っている。(それでも友人同士で使用している場面を時々見るが)
しかし日本では特に失礼な意味を持たないハンドサインでも、こちらではファックサインに匹敵するほどの意味を持つジェスチャーがある。
裏ピースだ。
なんでも、大昔の戦争で弓兵は捕らえられると二度と弓を引けないように中指と人差し指を切り落とされたそうだ。
そのため、敵兵に対してこのサインを見せる事で、俺の指を切り落としてみろという挑発の意思を示すジェスチャーとして使われていた。
現在ではファックサインと意味が統合され、挑発というよりは侮蔑の意味として使われる場合が多い。
私もいい歳なので写真を撮られる際にわざわざ裏ピースなどを使ったりはしないだろうが、心の隅にとどめておいて損はないだろう。