斯くも詮なき日常に

イギリスに移住した30歳男のブログ

Can I eat English Sushi ?

Hollyにブログの存在が見つかり、記事のタイトルが魅力的でないとの指摘を受けた。

単語の羅列では味気なく、もっと人が読みたくなる様なタイトルをつけるべきであり、内容に関しても日記ではないのだから、もっと有益な内容にするべきだと。

そうだったのか。日記ではなかったのだ。

そこで今回は彼女の推奨するタイトルを付けた次第である。

なんでも、タイトルには疑問符をつけると、人はその結果が気になってリンクをクリックするという。

さすがは、某Face Bookで1000人以上の参加するコミュニティを統括しているだけの事はある。

 

さて、前回の記事でメガネを作りにMarlboroughへ行って来たのだが、帰りにスーパーへ立ち寄り、以前より気になっていた寿司バーにて、昼飯として寿司を買うことにした。

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写真右下のパックを買って二人で食べる事に。価格は10ポンド。1500円くらいだ。

ちなみにイギリス人は朝と昼の食事には手間をかけない。

料理は夜だけで十分らしく、朝はシリアル、昼はトーストなどが多い。

なのでこの昼食は少々豪勢だ。

 

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改めて見ると、全く美味しそうな写真ではない。

Food Wanker諸君が如何にして旨そうな写真を撮っているのか、是非一度ご教授願いたいものだ。

しかし料理は見た目も大事だが、肝心なのは味である。

日本と同じく海に囲まれた島国であるとはいえ、不毛の大地英国にて果たしてうまい寿司など作れるのだろうか。

当時の大英帝国が強大な戦力を持ちあれだけ多くの国を支配下に置けたのは、兵士が食事にこだわらなかったからという話さえ聞いたことがある。(余談だが、実際には近隣のヨーロッパ諸国に比べ、地政学的に有利であった為とされる。島国であるが故の防衛のしやすさから、戦力の多くを植民地獲得に回せたのだ)

恐る恐る口にしてみた。

 醤油の味しかしない。

無理もない、醤油をじゃぶじゃぶ付けすぎたのだ。

二度目は適量を意識し、口に運ぶ。

うまい。

なんというか、普通にスーパーに売っている寿司の味だった。

マグロはマグロであり、サーモンはサーモンである。

日本にいた頃、足繁く通っていた100円回転寿司「かっぱ寿司」と比べても遜色のないクオリティだ。

久しぶりの和食テイストに持っていた箸が止まらなくなり、あっという間に平らげた。

ちなみに、一番うまかったのは写真左のカニカマとアボカドを巻き、マヨネーズとたっぷりの七味をかけた名前の分からない寿司だった。

英国の寿司も問題なく食べられた。万事よしである。