斯くも詮なき日常に

イギリスに移住した30歳男のブログ

閃光と風圧のメガネ作り

メガネを作りにMarlboroughのメガネ屋にやって来た。

今使っているメガネの度も合わなくなって来たと感じていたので、ついでに視力検査もしてもらう事に。

愛想の良い、物腰柔らかな青年の店員が担当をしてくれた。

店員は皆クリスマス柄のセーターを着ており、季節感が満載だ。

最初に、日本のJINSと同じ様にスコープを覗き、ピントが合ったり合わなかったりする気球を見つめる検査をした。

その後、Cの指す方向を答える検査をするのかと思いきや、「少し眩しいですよ」の掛け声の後、目の前で閃光を焚かれた。

突然の不意打ちに「ウォッ...ヒ...」と変な声が漏れ、しばらく目が効かなくなった。

視界が戻ると目の前のディスプレイに、網膜の写真が表示されており、血管や網膜剥離の兆候がないかの検査だったらしい。とりあえずは問題がないそうだ。

再びスコープを覗く様に言われ、「少し風が出ますよ」との掛け声と共にプシュ!と眼球に何かを吹き付けられた。

再び不意を突かれた形となり「ウォッヒ!」と叫び、3センチほど飛び上がった。

「目を閉じたらダメですよ、もう一度やりますね」とのお叱りを受け、3回目のチャレンジでようやく成功した。

眼圧の検査だったらしい。こちらも問題はなかった。

その後、より詳しい検査をとのことで、奥の個室に通された。

目医者を思わせる壮年の男性に家族の中に目の病気をした人はいないか、急激な視力の変化はないかなど、カウンセリングを受け、いよいよメガネの度数を合わせる工程に。

様々なレンズを試しながら、30分ほど検査を続けた。

メガネ屋とはいうが、眼科となんら変わりのない検査の数々だった。

もしここで問題が見つかれば、そのまま病院を紹介してくれるのだとか。

全行程合わせて一時間程度で検査を終え、フレームを選んだ。

丸メガネを所望し試着してみたものの、Holly曰く「シリアルキラーっぽい」との事で断念。

普通の黒縁メガネを選択した。

メガネが出来るまで、二週間ほど掛かるとの事で、ボクシングデーの翌日27日に引き取りを予約した。

完成が待ち遠しい。