斯くも詮なき日常に

イギリスに移住した30歳男のブログ

銀行アカウント、円とポンド、外食

今日は銀行のアカウント(多分口座の事)を作るために、近くの街Marlboroughへやって来た。

ずっと「イモーゥブラァ」と発音していたが、よくよく見るとどこにもイの音などついていなかった。改めてHollyに発音を確認すると「モーゥブラァ」だそうな。それでも伝わっていたのだから、不思議なものである。

毎週水曜日は道路の真ん中で市場が開かれており、季節柄クリスマスツリーも売られていた。

 

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結論から言うと現住所を証明できるものが無かったため、銀行のアカウントは作れなかった。

YMSを登録する際に送られて来た手紙を持参したがそれでは証明にならなかった。まず先に病院で診察を受けるための登録すれば、そこで住所を証明できる書類を得られるらしい。とりあえずHollyのアカウントだけ作って本日は退散。

ついでに所持していた日本円をポンドに変えてもらうと思ったが、それはポストオフィスでやってくれとの事だった。

ちなみにポストオフィスと言っても、日本の様な郵便局とは違い、どちらかと言うとちょっとしたスーパーに郵便窓口がくっついているといった具合だ。郵便の依頼だけでなく、外貨の両替やビザ関係の書類の受け取りなどもここでやる。

17万円を両替して1000ポンドと少しになった。少々レートがしょっぱい気もするが、こんなもんだろう。

本当は日本国内の銀行から直接海外に送金するのが、一番手数料がかからないらしい。

ポンドも円も割と不安定な通貨なので、換金の時期によってレートが大きく変わる。

Hollyの知り合いで、イギリスから日本に来て学校の先生をやっていた先輩がいるが、日本に来た際はポンド高円安でちょっとしたお金を持って入国したが、5年後イギリスへ帰ろうとした時にイギリスのEU離脱が決まり、ポンドの価値が下落した結果財産の価値が半分程度になってしまった人もいる。恐ろしい限りである。

 

ポストオフィスを後にした後、遅めの昼食をとるために「THE POLLY TEA ROOM」へやって来た。Holly曰く有名なお店らしい。

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二人とも「Ham,Egg and Chips」を頼んだ。ハムと卵とフライドポテトである。

ハムと聞いてハムを想像していたが、思ったより肉だった。

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食後に私はカプチーノを、Hollyは人参のケーキを注文した。イギリス人のほとんどは食後にデザートを食べるが、そもそも甘いものが得意ではないため、この文化だけには馴染めそうにない。ライスプディング?正気の沙汰ではない。何が悲しくて米を甘々のクリームに漬けて食わねばならぬのだ。

しかしまぁ、イギリスの食事は不味いともっぱらの噂だが、聞き及ぶほどには悪くないと言うのが正直な感想だ。むしろ肉類は日本のものより美味く感じる。デザートに関してはすべからく甘過ぎるので、苦手だが。

ちなみに上記の食事×2、人参のケーキ、カプチーノ、コーラ、オレンジジュースで30ポンド、日本円にして4500円だ。

高いよ!!!!!!

イギリスでは外食がとにかく高い。このお店がやや高級の店だったという事もあるが、日本の飲食業界を牽引する大衆食堂サイゼリヤであれば499円で食べそうなものに900円の値段が平気で付けられていたりする。

故に自炊は必須であるためか食材は比較的安い。肉と野菜も安いが、果物は驚くべき安さで売られている。

料理など久しくしていなかったが、これもまた避けては通れぬ道であろう。

先日はオムレツなる料理に挑戦して見たが、ひどく不出来なものに仕上がった。ただ混ぜて焼くだけと思ったら大間違いである。

日本の安くて美味いものたちに郷愁を募らせ、料理の習得を決意する次第である。